俺はベンチではなく応援席から応援することになった。 『おい、瞬!!』 世羅が俺を見つけて応援席下のグランドへとやってきた。 『俺、ぜってぇ…。瞬も…。』 『えっ何?』 フェンス越しに聞こえる声は球場のお客の熱狂でかき消された。