僕の記憶が消えていく


『香吏奈、瞬くんに何かあったらすぐに電話するんだぞ。』


心配する先生とは逆に俺は嬉しさ一杯で外出許可をもらい香吏奈と一緒に球場へと向かった。


『瞬、車椅子じゃなくて大丈夫?』


『大丈夫だって。』


香吏奈も俺の体を凄く心配し車椅子を進めてくるが俺は拒否した。