『その病気は運動神経を破壊する病気で、俺そのうち歩けなくなったり、言葉をうまく話せなくなったりするんだって。』


俺は香吏奈をあまり心配させたくなく明るく話した。


『そんな…。薬を飲めば治るんでしょ?』


みんな同じことを考える。


俺もそう思ってた。