僕の記憶が消えていく


それでも先生は説明を進めた。


『さっき説明をした通り大脳は破壊されないから記憶はしっかりしている。だから君は病状が悪化していくのは、はっきりとわかるんだ。現実を受け止めるには君が脊髄小脳変性症という病気とはっきりと認識していてほしい。進行が遅ければ将来治せる道はあると思うが…他に聞きたいことは?』


『いえ。』


俺は説明を受けるのが精一杯で質問をすることが出来なかった。