『しゅ…ん…。』


床にかばんが落ちていて教科書が散乱していた。


私はすぐに瞬のやり場のない気持ちをぶちまけたのだとわかり拾い集める。


『瞬、お母さんメイも帰ってくるし入院準備もしないといけないから一旦家に帰るわね。』


瞬に話かけても布団をかぶったまま返事は無かった。