僕の記憶が消えていく


『息子さんは脊髄小脳変性症という病気だと思われます。』


それは初めて聞く病名だった。


『息子は治るんですか?』


『お母さん落ちついて下さい。今から説明します。』


私は知らずと先生の両肩を掴んでいた。