「みーさーきちゃんっ!!」

校門を出ようとした所で誰かに呼び止められた

振り向いた先には色素の薄い髪にパーマをあてた美少年!

「君、佐藤美咲ちゃんだよね?」

美少年が笑みを浮かべながら近づいてきた!!

「そ、そうですけど、あなたは?」

「ん~、ナンパ師?」

首を傾けながら言う美少年

「・・・・・・」

あたしは即座に回れ右し、歩き出した

無視無視
ああいう人は絶対関わっちゃいけない類の人だ
知らない人についてっちゃいけません、って言われた時の“ザ・知らない人”だ



「あ~、ちょっと待って!
ごめん、ふざけたのは謝るからさ!
待ってってば~」

ガシッ!

腕を掴まれた

「ちょっと、やめてください!」

「ごめん、ホント悪ふざけでした!
だから、お話聞いてもらえませんか?」

手を合わせて懇願されると、断れないので・・・・・