『おはよ。

ちょっと前に裕子からメールが来て、目が醒めた。

沢田君こそ、早いよね。」

送…信!

はあぁぁ。

朝から、幸せ者だよあたし。

携帯を握り締めて、幸せを噛み締めていた。

「ん…?」

何か、視線感じる?
そぉ~~っと見ると
目の座った子供が、あたしを見てる。

「きぃやぁぁ~!」
ムンクの叫び状態で絶叫した。

「歌恋……朝から何してんの?

携帯がどうかしたの!?」

びっ……びっくりしたあぁ!

なぁ~んだ幹太か。