「——んなはずねぇだろう、」



アイツは……俺の"唯一"だ。残念だが親よりも守ってやりてぇ存在なんだよ。



「…未来なんて、誰にもわからないよ」

ぽつりと穂積が呟き、へにょっと笑うのだ。

「それと同じように——今は美鈴ちゃんが"善"か"悪"なんて良いじゃないか」



互いに燃え上がる炎の色は違えど、目指すものは一緒ならば——威力はきっと増すはずだ。

無限の力になり、正義の礎となろう。




(——光を統べる者よ、)







『——食い止めるぞ、神狩り』



















この思いどこか片思いにも似ているかもしれない。切ない恋と解っていながら、その人を思い続ける乙女の如く——



「——おかえり、"みんな"」





そこに広がるのは血の海。数々の物の怪の死体。今直ぐにでも魔道に堕ちそうな奴らを"こっち側"につけたいけれど。


これはシナリオの一部だから勝手なことをしてしまえば怒られてしまうわ。



(——あ〜ぁ、呆気ない)