「あの子、馬鹿?今、ここで言っちゃう?阿呆じゃないの〜〜〜!!!」

「お、落ち着け高村っ!玖珂の傍若無人は今に始まったことじゃネェ!」



私は思わず目元を押さえながら、再び玖珂君達の方を見れば——顔を真っ赤にしている友人A。




「つーか、二年の高村 菊花の方が推定Dカップで綺麗なお椀型してっ——…」





——ヒュンッ…!!!






「セクシャルハラスメントで訴えるぞコノヤロー!!」



茂みから飛び出し、正影君に向かって華麗なる飛び蹴りを喰らわす。見事に頭に入り、漫画のように吹っ飛んでくれたわね。



「アンタは私のどこを見とるんじゃあぁぁあああ!!!」



そして、菊花は華麗に着地して正影の腰辺りにもう一度蹴りを。


「このクソアマ!!一体何しやがるんだ!!」

「馬鹿?テメェは阿呆の子ですか?何で今ここで私のサイズを発表するのォォ?!」













「当たっているのか」




しれっと答える正影に目元を覆う、茂みに隠れている面々であった。