「大丈夫か——よっ!!」
(((さり気に蹴り入れやがった!!!)))
バッチリとその光景を見ていた菊花、龍星、加藤。そして、龍星もやれやれと笑いながら…
(俺、テメェ等みたいなバカ。嫌いじゃないぜ!)
「おっとっとっと……。ゴラァ加藤!!この俺様を押すな!!」
「え、えぇぇええ〜〜??!!」
宙に浮遊する加藤に呼びかけているのだが、周りの観客の「加藤さん」が数名いらっしゃったので涙目で謝っていたそうだ。
先ほどと同じように井上に当たりそうなボールを見事キャッチしていやらしい悪者の笑みを零しながら、ボールを渾身の力で投げて内野と外野合わせて5人程倒したのだ。
「オイオイオイオイ……。テメェ等がこの学校で粋がるなよ?」
倒れた生徒に声を掛けるが、明らかに魔王だ。他の生徒はそう認識した。
「それと——大丈夫——かよっ!!」
——ゴキッ、バキッ!!!
と、有り得ない音が繰り出されてしまい。龍星のその時の笑顔はとても素敵だったと後のいう。
(((堂々と殴った…)))
まぁ、この三人の大根演技で取りあえずはこの試合は穏便に終わったらしい。
というかこの謎の三人の眼力が半端無かっただけなのだが。

