「…脅されているのかよ、アンタ…」
「黙秘するわ」
出されているお茶を一口飲み、精神を落ち着かせる。
「じゃあどういう"理由"で——そこに所属しているんだい?魑魅魍魎の頭なら…抗う権力はだろう?さっきから聞いていて疑問に思っていたんだ」
「まぁ…ぶっちゃけますと——
——いやー情けない事に。魑魅魍魎の主なのに経済力が無いんですよーコレが。この仕事結構自由利きますし、お給料良いんで頑張ってますよ」
ズズズとお茶を飲んでいると…
「えっ?」
「へっ?」
「はっ?」
上から春菜、市太郎、龍星の間抜けな声が漏れた。そして全員の目が点になっている。
「…た、高村さん…?今、僕の耳がおかしかったのかな?凄いフットワークの軽い返答が…」
「はっきり言って。ちょっと一線超えるか超えないかのギリギリの仕事ですね」
明らかに軽い言い方がよろしくなかったのか、萩谷君が睨んで来るのでスルー。
「…萩谷君、そうやって敵意を剥き出しにしないでよ。だからコンビニでもバイトしてるし。けど、勘違いしないでよね?自由が効く仕事だっつうの」
そう、指令は来るけど。私がやるのは最も最高レベルの仕事かお金に困った時だけだ。
そんな365日非道に走っているわけじゃありません。ちゃんと女子高生勤しんでるし。

