「おい。お前、サーシャか?」

大きな声が真上から降ってきた。


『ッキャ―――――――!!』

驚いて思わず声を上げてしまう。



「何だようるさいな」


そんなこと言われてもっ


だって、だって、

巨人!?




「はぁ……
ったく人聞きの悪い。

誰が巨人だ。お前が小さいんだろう?」


声に出してしまっていたらしい。

って!そんなことより!




『私が…小さい?』