「わかった・・・俺・・・小夜・・・守る・・・約束・・・絶対・・・女って言わない・・・小夜・・・男」 大男は、大きい体を折り曲げて、私の目線に合わせて何度もうなずいた。 「俺・・・熊さん・・・みんな呼ぶ・・・小夜・・・熊さん・・・言う」 私はなんとなく、この大男が何を言いたいのかわかるようになっていた。 「熊さんって呼んでいいの?」 大男は嬉しそうな顔になる。 「・・・そう・・・熊さん」 私と熊さんはなぜか握手をしていた。