殺してしまってから、龍一と大和がこの老人を探していたのを思い出したからだった。 「おい、逃げようぜ。」 カウンターの奥の厨房から、大和が出てきた。 「大和、あなた、どこ行ってたんですか?」 「あん?いや、厨房に誰か隠れてちゃいけないからな。」 「・・・そうですか。」 とりあえず、納得する龍一。 「・・・行こう。」 真木ヒナタが言い、店を飛び出す。 大和と龍一も後ろをついて店を飛び出し、そのまま、店の周りに出来た雑踏の中に姿を消していった。