2日後、ハルさんが金持ちの家に案内してくれた。 私は、やる気半分の不安半分で、ハルさんの後ろをついていく。 (お金持ちかぁ~・・・) 私は、頭の中でいろいろ想像してみる。 (・・・もし、お金持ちの家に20歳くらいの男性がいて、私のことを好きななったらどうしよう・・・・) 幸せな夢を見る私・・・ 「小夜、顔が変になってるよ?大丈夫かい?」 ハルさんが心配そうな顔で私の顔を覗いていた。 「だ、大丈夫よ!」 私は、まるで心を覗かれたような気がして、顔が紅く火照るのを感じた。