ヤクザと執事と私 1



「レナ姉ちゃん、遅いよ!」


レナが部屋に戻ると、留守番をしていた子供達が文句を言ってきた。


「ごめんね。」


レナは、子供達に謝る。


その時、玄関のベルが鳴った。


(あれ?あの人達、また、道がわからなくなって、戻ってきちゃったかしら?)


レナは、そんな淡い期待を抱いて、よく確かめもせず、玄関を開けてしまった。


いつもなら、必ず、空ける前に確認するのに・・・。


玄関の前に立っていたのは、龍一と大和ではなく、レナ達を誘拐しようとした男達だった・・・