凜の顔からは表情が、何一つ感じられなかった。
ただゆっくりと瞬きを繰り返すだけの人形のように、
壁にもたれ掛かって、あたしたちをみていた。
沈黙が漂う中、意を決して口を開いた。
「ごめんなさい、凜。」
そう言って、床に手をつけ、
深く、深く、頭を下げた。
さっきの倉嶋さんみたいに。
凜はどんな顔をしているだろう。
誰ひとり口を開かない。
「あたし、一番謝らなきゃいけないことを、まだ話してない。
今、ここで話して良い?」
凜は表情のない顔のまま、
あたしを見つめている。
イエスとも、ノーとも言わずに。
あたしは、ゆっくりと語り出した。
13歳の、あの日。
あたしが犯した罪のことを。
ただゆっくりと瞬きを繰り返すだけの人形のように、
壁にもたれ掛かって、あたしたちをみていた。
沈黙が漂う中、意を決して口を開いた。
「ごめんなさい、凜。」
そう言って、床に手をつけ、
深く、深く、頭を下げた。
さっきの倉嶋さんみたいに。
凜はどんな顔をしているだろう。
誰ひとり口を開かない。
「あたし、一番謝らなきゃいけないことを、まだ話してない。
今、ここで話して良い?」
凜は表情のない顔のまま、
あたしを見つめている。
イエスとも、ノーとも言わずに。
あたしは、ゆっくりと語り出した。
13歳の、あの日。
あたしが犯した罪のことを。