「うん!」 うちは,靴をしっかり履いて立ち上がった。 拓斗は深く帽子をかぶると,うちに手を差し出した。 うちは手を拓斗の手に重ねた。 『そういえば,中庭くらいなら行ってもいいって先生が言ってたよ。』 「ならよかったー」 そして,ゆっくりと病室を出た。