俺達がなかなか結ばれないのを見かねたアルトが、はっぱをかけるために2人を送ったらしい。


「じゃあそういうことだから」


呆然とする俺達を置いて、2人は天界に帰った。


「ねぇ匡?」


突然、結菜が呼んだ。

「なんだ?」


「んっ、大好き」


結菜は初めて、自分からキスをした。


「ふっ」

そんな結菜を、俺は鼻で笑った。


あぁ、




俺って幸せだなぁ…。