その気になんてさせてるつもりなんて、全くなかった。 ただ、カッコいいし紳士的で大人の雰囲気に惹かれていただけなの。 今では、違う意味のドキドキが体中に響いている。 「嫌がってる女を連れ込む男は最低だな…。」 あたしの後ろから聞こえた声にドキンとした。 振り向くと、横山が彼を睨んでいる。 よ、横山…。