スースー、と横山の寝息が規則正しく聞こえていた。 ほっとこ! まだ二時間は新幹線の中だし。 そう思った時、あたしの肩が急に重たくなった。 横山の頭があたしの肩に乗っている。 退す所かあたしはその寝顔に見入ってしまう…。 綺麗な肌…。 整った顔…。 ドキッとしたのは言うまでもない。 暫くこの状態でいようかな…。