今日はいきなり寝室には行かなかった。 ドキドキしていたあたしは少し安心した。 「座れば?」 ソファに座る横山と少し距離を空けて遠慮がちに座る。 立ち上がった横山は冷蔵庫からビールを二つ持って来た。 「はい!」 「…ありがとう。」 顔の前に突き出されたビールを受け取る。 プシュ。 隣りの横山はグビグビとビールを呑む。