あたしと横山が出合ったバー。 なんだか、複雑な気持ちになっていた。 あのバーはあたしにとって特別な場所。 横山に初めて会ったバーなのに、そこで二人っきりだなんで…。 ションボリしたあたしの気持ちを悟ったのか、横山は、 「これっきりにするから、そんな顔すんなよな!」 あたしの髪をグジャグジャと撫でた。 当たり前じゃん…。