横山の腕によってあたしは歩かされる。 「待って!」 「ん?」 「二人で呑んでいたの?」 「そうだけど?」 「滝井さんと良く会ってるの?」 「これが二回目かな?」 「そうなんだ…。」 あたしの知らない所で? 二人っきりで? 何の会話して? 呑んでるの? しかもあのバーは…。