祐樹が手を握って。

「貴一。美羽は自分と
同じ立場にいた
千佳ちゃんの事を
応援したいと
思っていたはずだよ。」

「千佳ね。先輩に告白
されて兄さんの事を
忘れられると思った
見たいなんだ。」と
いったら兄の目に
涙が溜まっていた。

「美羽。千佳ちゃんの
家教えて!!」
兄は家を飛び出した。