兄の非番の日が
中々取れなかった。

やっと非番の前の日に
私達4人でご飯を食べた。

「貴一。お前好きな子が
心に傷を負ったら
お前どうする?」と
直樹が聞いた。

「助けてやりたい。
けど俺は・・・。」

「実は・・・。」と
直樹が千佳の身に
起こった事を全て
話してくれた。

すると。

「美羽。本当なのか?」

「うん。千佳休む事が
まだ多いんだ。
私と明菜が迎えに
行くんだけど・・。

千佳ね。初めて兄さんに
会った時から好きだったんだ。

けど恥ずかしがり屋の
千佳にとって恋愛に
臆病になっていたんだ。

けど兄さんには好きな人が
いるから何も言えなかった。」
私は涙が出てきた。