入口の前に立ったまま、修介はじっと『501』の数字を見つめていた。

「…小学生のときから、サッカーやってたんだ、僕」

小さく、でもしっかりした声で、修介は言った。

「中学に入っても、当たり前のようにサッカー部に入った。結構、強かったし」

「…そうなんだ」