そんな西野は、一軒家の前に突っ立ったまま、じっとインターホンを見つめている。

何が起こるのか息を詰めて見ていたけれど。

一分経過。

…五分、経過。

西野は固まったままだ。

私はすっかり飽きてしまって、携帯をいじり始めた。

すると。

「…島井?何してるの」



…見つかってしまった。