しばらく間を置いて、私は口を開いた。
「…ねぇ、紗枝」
紗枝が顔を上げる。
「紗枝はどうしてこのことを、私に話してくれたの?それに、この前の…」
なぜ『坂井奈緒』からのメールの文面に、動揺したのか?
すると紗枝は、私の言葉を遮った。
「…北の大地、南の海」
…え?
「…ねぇ、紗枝」
紗枝が顔を上げる。
「紗枝はどうしてこのことを、私に話してくれたの?それに、この前の…」
なぜ『坂井奈緒』からのメールの文面に、動揺したのか?
すると紗枝は、私の言葉を遮った。
「…北の大地、南の海」
…え?

