She and I・・・

千夏は私に相談してきた。

コールドスリープの有用性についてだ。

何を考えているのかはすぐにわかった。

これから必要になる技術だから、と千夏は言った。

それは私も認めた。

ゆくゆくは絶対に必要になる技術だ。


宇宙へと人類が進出していく様々なシーンで

この先有用な技術であるのは間違いがない。


だが、それはいつのことか?

今日か

明日か

来月か

来年か

十年後か

百年後か・・・

まだ、必要のないオーバーテクノロジーだと私は言った。

「だが、基礎研究を始めるのはいいことじゃないか?」

私は言った。
千夏がそんな言葉を聞きたいのではないのをわかっていながら。