僕の好きな物(エッセィ)

彼が3才になった時の秋、僕は泊まりがけの出張に行った。

帰りの電車の中で奥さんから電話があり彼の様子がおかしいと言われた。

その日の朝、脱走した彼は何時もの様に1時間で帰って来たのだが、その時には既に真っ直ぐ歩けない状態だったらしい

次の日、僕は会社を休んで彼を病院に連れて行った