この時の俺は大事な事を

忘れていた――。



物事が、そう簡単に上手く行く訳ない!って事を。

何度も経験して来たのに…



目の前にある平凡に

現(うつつ)を抜かしてる間にも

刻一刻と、その時は近づいて来ていたんや。




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