◆昨日よりもキミが好き◆




背中の方で
わたしのことを話す女の子たちの痛~い声が聞こえた。



「誰あれ?!」


「デザインの子じゃない?わたしみたことある。」


「付き合ってんのかな?っていぅかなんかチビだし。」



全部聞こえてるんですけど~..


しかも若干傷つくー。(涙)


..なんかやだな。
ただ頼と仲良くすることも許されないみたい。



わたしが少ししゅんとしてると
そんな様子に気付いたのか頼が話かけてきた。


「お前が凹むことじゃねーだろ。ほっとけ。」


強い口調だけど
その言葉には優しさがいっぱいな気がした。