「よぅ!!終わったか??」 わたしが声をかけるよりも前に 頼がわたしに気付いた。 「うん。ごめんね、遅くなって。」 「ぜんぜん待ってねぇよ。」 すごく女の子たちの視線を感じる気がするんだけど.. だけどなんだか、 すごく待ち合わせって感じの会話に 少し優越感を感じてしまう自分がいた。 「んじゃ、いこーぜ。」 「うん。////」 女の子たちの間をすり抜けて頼と学校をでる。