スラッとした長身を校門の柱に預けて、もたれ掛かかりながら 両手をポケットに突っ込んで、 ガムを食べているのか口を動かしていた。 わぁっ// いた!!! だけど回りには 相変わらず帰宅する女の子たちが頼を囲んでいた。 ...なんか声かけづらいなぁ。 わたしは すぐに弱気になったりネガティブに考えたりしちゃう癖がある。 よしっ!!!!! 拳をぎゅっとにぎって 勇気をだして 声をかけようと頼に近づいた。