それからしばらく その女の子をかばうように 頼は試合に参加する。 わたしもやりたいな。ドッチボール.. 最後までボールに当たらずに残っている頼は 相手チームから集中的に攻撃を受けているようだった。 社会の授業をBGMに 心の中で頼を応援するわたし。 がんばれ~~っ! 女の子の前に立ちはだかる頼はとうとうボールに当たってしまったようだ。 え? あれ..? 様子を見ていると 頼がなかなか立ち上がれず痛そうに腕を押さえている。