頼の近くにも女の子が固まって逃げ回る。 相手チームからの攻撃をうまく交わしながらボールを受ける。 頼ってスポーツもできるんだ.. あ。..またこの感覚。 自然と頼ばかり目で追ってた。 授業はどれぐらい進んだんだろう? 先生の話は一言も耳に届かない。 しばらくわたしは特進科の試合の流れを見ていた。