ようやく頼の顔が離れると


わたしは
はぁっと大きく息を吸い込む。



ぽーっと放心状態のわたしの肩をグッと引き寄せて
頼はファンの女の子たちにウインクしてみせた。


「こぅいうことだから。ヨロシク。」


頼が自分の唇をペロッと舐めるしぐさに

女の子たちはキャーと騒ぐ。



恥ずかしすぎて顔があげられない(泣)//


頼を独り占めしたかったのはわたしの希望だったけど



これから波乱はますます増えそうな予感。