「心芽。お前の弁当うまそうだな。」



そういって

お昼の屋上で
わたしの手元を覗きこむのは

わたしの彼です!!


「一口くれよ。」


「えーっ!やだよぉ!!頼パンいっぱいあるじゃんっ」



「ふーん。俺にくんねぇの?」


頼はふてくされたようにそういうと

下からいたずらっぽく
わたしの顔をのぞく。



わたしが、ふんっと顔を背けると


「あっそ。いーんだな?」