再びグイっと腕をひっぱられ



すっぽりと
頼の腕の中におさまった。



「わたし..ちゃんと女の子に見えるの?」



「どぅみても女だろ。」



「回りの女の子たちより魅力的??」



「さぁな。」



そういうと
頼はわたしの髪をくしゃっと撫でた。



わたしたちはしばらく浜辺で
たくさんの言葉を交わしながら


ようやく

美しい花火を落ち着いて見ることができた。