良かった…誰もいなくて。 ここに来るのは今が初めてだけど、ここにいると静かな空気が流れているせいか、自分の正直な気持ちと真っ直ぐに向き合える気がする。 私は深呼吸を一つする。 あれって、先輩たちがしたんだよね…。 でも、私は高宮先生と仲良くしてたわけじゃない。 だだ私と先生が会話してただけなのに… どうして、こんな事になったの? そう思っていると、また涙が込み上げてきた。 「う゛……うぅ…」