先生は私の異変に気づき、心配した声で問いかけた。 「おい、大丈夫か?とにかくここ座れ」 そう言って近くの教室へ入り、椅子に座らせてくれた。 「ごっ、ごめんなさい…」 涙のせいでうまく話せなく、謝るのがやっとだった。 あ~もう、涙止まってよ… また先生に迷惑かけちゃうじゃん。 こんなことで泣くなんて、私ダメだな… 「なぁ‥どうしたんだ?俺、余計なこと言ったか?」 先生は私が泣いている間も優しく私の背中をさすってくれていた。