そしてやっと目的地の理科室へと着いた。 「じゃあ、するか…授業」 先生がそう言って私を一番前の席に誘導してくれた。 「よし、日比野…どこか分からないんだ?」 「えっと、ここの部分とこのページの全部かな…?」 私が教科書を開いて、指を差しながら言った。