あれ…柔らかい?? ぶつかったのに私は全然痛くなかった。 顔を上げて見た。 「お前、遅い!!人がせっかく待っててやってんのに、なんでこんなに遅いんだよ?」 高宮先生が少し怒った様子で私を見下ろしていた。 「すっ、すみません…。ちょっと考え事してたら、遅くなちゃって…」