慎二くんは固まったまま何も言わない。 その間に、『ありがとう』の歌が始まった。 「……俺も、 好きや。由梨ちゃんの事。」 慎二くんは顔を真っ赤にしてそう言った。 「由梨って呼んでええか?」 そう言うと私は頷いた。 「ありがとう… ……慎二。」 『ありがとう』の歌が、 私達の胸にずっと響いていた。 【END】