確か、この頃は
太陽を他の子に取られてしまうのが嫌だったな……
そんな事を思い出して空は笑った。
写真立てをもとの場所へと戻し、食卓へと向かった。
「空!行くぞっ」
太陽は玄関で靴を履いて、空を呼んだ。
「ま、待って!」
急いで靴を履いた空は、
太陽に駆け寄り、手を握った。
「何だよ?」
手を握られて驚いた太陽は、
空を見てそう言った。
「こうすると、
昔を思い出すよね。」
空は思い出していた。
昔、太陽のスケッチブックに書かれていた絵を。
その絵は、
空と太陽が仲良く手を繋いで笑っていた絵だった。
【END】


