何年かぶりに会った由佳は高校時代とは違い凜とした女の強さを感じた。 まさか、子供を産んでたとは考えつかなかった。 あんなに建築家になるのが夢だったくせに、あんなに必死に勉強したくせにスッパリ諦めた由佳が凄いと思った。 本屋で本を拾ってあげ、小さい女の子を見た時に誰かに似ていると思った。 小さいくせに妙に整った顔立ち。 女の子の後ろから聞こえる若い感じの女の声。 その女の声を聞いた時、体が震えた。 まさかと思いながら顔を上げたらそこにはずっと逢いたかった由佳が居た。 .