『てかさ、さっきお母さん達に言ってた、約束通りって何の事?』


『あ?別にたいしたことないよ。ちょっとな…』


珍しく健太が言葉を濁したから余計に気になる。


『ちょっとって何よ。』


『秘密だよ』


健太はそう言うとソファーに寝転び目を閉じた。
その姿はこの話しは終わりだと言わんばかり。
なんかすごく気になるなぁ…。



『もう!秘密ってなによ…』


私の呟きは聞こえなかったのか健太からの返事は無かった。