血の繋がった本当の家族なら抱っこや肩車なんて普通の事。 生まれた時から父親と言う存在を知らずに育った愛佳には今の健太はきっと父親みたいに感じるのかもしれない。 寂しい思いをさせている愛佳に申し訳なく思えて目に涙が溜まった。 「ママー、ウサギさんがいるよー」 愛佳に呼ばれ涙を拭き急いで二人の側に駆け寄った。 『ウサギ?あぁ、本当だ。ウサギさんだね?愛佳抱っこしたい?』 「うん」 『じゃ抱っこさせて貰らおうか。ママが連れて行ってあげる』 .